ほろ苦いのバレンタインデー

 

中高生の頃、バレンタインデーといったら一大イベント。好きな人に贈ることはなかったけれど、毎年友チョコ作りに勤しんでいた。

 

せっかく作るのだから美味しいものがいいし、ラッピングも可愛いものが良い。スーパーと100均を巡り、トリュフや生チョコ等々作った覚えがある。今思えばよくやっていたなと思う。

 

そんな中学生の時に、生キャラメルを作ったことがあった。

 

生キャラメルを作るには材料を鍋の中に入れて煮詰めていかないといけないのだが、焦げつかないようにゆっくり混ぜながら煮詰めることがポイントだ。

 

その時は、家に木ベラがなかったので、100均でゴムベラを買った。そのゴムベラを使って混ぜることにした。

 

材料を入れて鍋を火にかけ、温まってきた頃合いを見計らって混ぜる。手が怠くなりそうだったがひたすらに混ぜた。

 

途中で、鍋の底が深くなったような感覚がしたが、特に疑問には思わず混ぜ続けた。

 

しばらく煮詰めていると、鍋に何か白いものが浮いていることに気づいた。チョコレートが分離しているのか?と思い、ゴムベラを鍋から引き上げると、ゴムベラの先が溶けてなくなっていた。

 

えっっっっ、、、、、

 

 

 

できたのはゴムベラ入りの生キャラメル。

 

とても食べられない。泣く泣く捨てた。もう100均のゴムベラで生キャラメルは作らない。

 

そんな中学生のバレンタインはよく覚えている。

 

因みに今年のバレンタインは誰にも作らないしあげずに終わりそうである。

 

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今週のお題「わたしとバレンタインデー」